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2026-08-10 / お金の計算

償還表(返済予定表)の見方 — どの列を見れば何が分かるか

金融機関から渡される償還表は、数字が並んでいるだけに見えます。しかし見る列を決めれば、繰上返済をいつやるべきかまで読めます。どこを見るかを整理します。

見る列

元金充当額… その回の返済のうち、借金そのものが減った額
利息… その回に払った利息
残高… 返済後に残っている借入金
この3つだけ見れば、返済の実態はつかめます。

毎月同じ額を払っているのに、中身は変わる

元利均等返済では、毎月の返済額は一定です。ところがその内訳は、返済が進むにつれて入れ替わります。

利息は「そのときの残高」にかかります。残高が多い初期は利息が大きく、元金にはあまり入りません。返済が進んで残高が減ると、同じ返済額のうち元金に回る割合が増えていきます。

時期返済額うち利息うち元金
初期一定大きい小さい
中盤一定半分程度半分程度
終盤一定小さい大きい

割合の移り方は金利と期間で変わります。実際の数字はご自身の償還表でご確認ください。

ここから分かること

1. 繰上返済は早いほど効く

繰上返済で減らすのは元金です。元金が減ると、それ以降ずっと利息の計算のもとが小さくなります。

だから同じ100万円を入れるなら、残り期間が長いうちのほうが、削れる利息は大きくなります。償還表で「その時点の残高」と「残りの回数」を見れば、どれくらい効くかの見当がつきます。

2. 総返済額と借入額の差が、払う利息の総額

償還表の利息の列を全部足したものが、最後まで払う利息です。3,000万円を借りて総返済額が3,700万円なら、700万円が利息です。

この金額を見てから、手数料や保証料を含めた比較をすると判断が変わることがあります。実質年率もあわせてご覧ください。

3. 変動金利なら、償還表は「今の金利が続いたら」の話

ここは注意が要ります。変動金利で渡される償還表は、現時点の金利がそのまま続いた場合の予定にすぎません。

金利が上がると内訳が変わります。5年ルールがある商品では返済額そのものはすぐには変わらず、同じ返済額のうち利息の割合が増え、元金が減らなくなります。仕組みは5年ルール・125%ルールと未払利息にまとめました。

期間短縮型と返済額軽減型で、表の変わり方が違う

繰上返済には2つの方式があります。償還表で見ると違いがはっきりします。

  • 期間短縮型 — 表の行数が減ります。毎月の返済額は変わりません。削れる利息はこちらのほうが大きくなります
  • 返済額軽減型 — 行数は変わらず、毎月の額が下がります。月々の負担を軽くしたいときに選びます

どちらが向くかは、目的によります。繰上返済は期間短縮型と返済額軽減型のどちらが得かで比べています。

手元に償還表がないとき

金融機関のインターネットバンキングで見られることがほとんどです。それでも見つからない場合は、借入額・金利・期間・返済方式の4つが分かれば同じ表を作れます。

ただし手数料の扱いや端数の処理は金融機関によって違うため、契約前の確認は必ず正式な返済予定表で行ってください。

カエセル

カエセルは、条件を入れると償還表を作り、繰上返済を入れたときの差を円で出します。「何年何か月早く終わるか」「利息がいくら減るか」が、やらなかった場合と並べて表示されます。

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