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2026-09-16 / 仕事の道具

サガセル録音で、Bluetoothイヤホンのマイクが使えない理由

AirPodsなどのBluetoothイヤホンをつないだまま録音しようとすると、サガセル録音は内蔵マイクを使います。バグではなく、意図した設計です。

短い答え

Bluetoothイヤホンの通話用マイク(HFP)は、音質の帯域が電話回線並みに狭く作られています。この帯域で録音すると、文字起こしの精度が大きく落ちます。検索できることを最優先に、サガセル録音は内蔵マイクだけを使う設計にしています。

Bluetoothの「マイク用」音声は、実は電話品質

Bluetoothイヤホンには、大きく分けて2つの音声のやり取りがあります。音楽を再生するときの高音質な経路(A2DP)と、通話や音声入力のときにマイクの音を送る経路(HFP/HSP)です。

このうちマイク入力に使われるHFPは、もともと電話の通話品質を想定した規格で、サンプリング周波数がおおむね8kHz、対応機器によっては16kHz程度に制限されています。人の声はぎりぎり聞き取れますが、iPhone内蔵マイクが扱えるはるかに広い帯域と比べると、情報量そのものが少ない音声です。

音声認識は、この音の情報量に大きく依存します。帯域が狭い音声を渡すと、人名や専門用語のような聞き分けにくい言葉から先に誤変換が増えていきます。

なぜ「選べるようにしない」という設計にしたのか

Bluetoothマイクを選べるようにして、音質が落ちることを注記だけしておく、という作り方もできたはずです。それでもサガセル録音では選択肢自体を出さず、内蔵マイクに固定しました。理由は、このアプリの価値が「録れること」ではなく「話した言葉で、あとから探し出せること」にあるからです。文字起こしの精度が落ちれば、検索でヒットする確率もそのまま落ちます。選べる自由よりも、あとで確実に見つかることを優先しました。

それでも手元で操作したいとき

  • iPhoneを話し手に近づける。内蔵マイクは指向性があるため、机の中央や自分の胸元など、声が拾いやすい位置に置くだけで認識率が変わります。
  • 録音中はスリープさせない。画面をロックしても録音は続きますが、位置を動かさないほうが安定します。
  • 有線のマイク付きアクセサリは、Bluetoothとは別の経路で扱われることがあります。ケーブル接続のマイクは通話用の圧縮を経由しないため、Bluetoothほど品質が落ちにくいとされていますが、機器やiOSのバージョンによって挙動が変わるため、重要な録音の前に一度試し録りをしておくと安心です。

複数人が同時に話す場面など、内蔵マイクでも誤変換が増えやすい条件については複数人が話す録音は、文字起こしの精度が落ちやすい理由と対策で説明しています。

まとめ

Bluetoothイヤホンのマイクが選べないのは、機能が足りていないのではなく、検索できる文字起こしを保つための意図的な制限です。手元の自由さより、あとで見つかることを優先したい方に向いた設計です。

サガセル録音

サガセル録音は、話した言葉で全録音を横断検索できるボイスメモです。誤変換はその場で直せて、直した文字はそのまま検索対象になります。

iOS 17+ / 買い切り 120円

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